旭光の歴史

Light through time shines here.

Digest

ダイジェストストーリー

1961年02月

創業

旭光のはじまり

1961年2月、東京都大田区の一角に旭光精機株式会社が設立されました。
当時は創業者の2名で共同経営。その二人の名前の「旭」「光」を社名に掲げ、
治具の設計・制作メーカーとして事業をスタート。1967年2月に群馬県邑楽郡板倉町に
株式会社旭光製作所を設立。1972年2月には旭光精機と旭光製作所を吸収合併し、
「株式会社旭光精密」が誕生。これが現在の株式会社旭光の礎となっています。

世界の出来事
宇宙

1961.04 ガガーリン、世界初の有人宇宙飛行(ソ連)

1969.07 アポロ11号、人類初の月面着陸(アメリカ)

1970.02 日本初の人工衛星「おおすみ」打ち上げ成功

海洋

1961.01 トリエステ号、マリアナ海溝の最深部に到達(人類初)

1975年

成長

精密加工が拓いた道

1975年以降、旭光は試作開発や航空機部品など、精密加工が求められる製造領域に携わり
始めました。量産では難しい“1点物”の加工に強みを発揮し「高精度」と「柔軟な対応力」を
武器に、確かな信頼を積み重ねていきます。
1988年には関連会社「久和精密」も設立され、その後吸収合併。
精密加工メーカーとしての基盤をより強固にしました。

世界の出来事
宇宙

1998.11 国際宇宙ステーション(ISS)建設開始

航空

1970.01 ボーイング747型機(ジャンボジェット)就航

海洋

1989.08 日本の深海探査機「しんかい6500」公式試運転

1992年

飛躍

多彩な分野への広がり

1992年、現在の会社の前身となる新社屋(現在の第一工場)が完成し、
新たな章がスタートしました。
そして、2002年に社名を「株式会社旭光」と改め、本社機能を群馬県板倉町に集約。
設計から加工、検査までを一貫して担える体制を構築し、航空宇宙、深海探査、建設機械、鉄道、自動車など、社会を支える多彩な領域に携わってきました。

世界の出来事
宇宙

2003.05 はやぶさプロジェクト打上(日本初の小惑星探査機)

海洋

2002.05 深海探査船「しんかい6500」による新たな海底熱水鉱床の調査

2009年

躍進

幅広いニーズに応える進化

2009年に第二工場、2014年に第三工場、2017年には組立工場を新設。
多様なニーズに応えられる体制を拡充し、社内一貫体制のもと、ますます高度な加工・組立・
品質管理を可能にしています。

世界の出来事
宇宙

2010.06 はやぶさが地球帰還、小惑星の微粒子を持ち帰る世界初の偉業

海洋

2016.06 日本とアメリカを結ぶ超高速海底光ケーブル「FASTER」が運用開始され、世界最大級の通信容量(60Tbps)を実現

2024年

貢献

持続可能な社会を築く
モノづくり

太陽光発電を取り入れ、脱炭素への意識を高める。
環境と産業の調和を実現し、次世代へ繋ぐモノづくりに挑み続けています。

世界の出来事
宇宙

2020.12 はやぶさ2、小惑星リュウグウから帰還しサンプル回収成功

2024.02 H3ロケット試験機2号機の打ち上げが成功

航空

2020〜 環境対応航空機の研究進展、電動・水素エンジン航空機の開発進む

海洋

2020〜 日本の海底ケーブル敷設能力がアジア最大級に成長
再エネ活用のための海底ケーブル拡張プロジェクトが日本で始動

試作段階では「ワクワク」だったものが、
実際に空を飛ぶと「ドキドキ」に変わる。
その瞬間、私たちのモノづくりが
「社会に生きている」と実感します。
今後も、宇宙・空・海・地上、
あらゆるフィールドで日本のモノづくりを支えていきます。

History

沿革

1961
東京都大田区にて旭光精機(株)を創業。
治工具の製作から事業を開始。
1968
(株)旭光製作所を群馬に設立。
(株)旭光精密を東京都世田谷区に設立。
萱場工業(株)、曙ブレーキ工業(株)、東京三洋電機(株)を主要取引先とし、事業の基盤を築く。
1972
旭光精機株(株)および(株)旭光製作所の二社を吸収合併し、社名を(株)旭光精密とした。
1975
航空機製品の加工を開始。
NC旋盤・マシニングセンタを導入し、精密加工の幅を拡大。
1985
トヨタ自動車(株)向けモータースポーツ部品の供給を開始。
1988
(株)久和精密を群馬に設立
(株)日産エアロスペースエンジニアリング創業に伴い、同社との取引を開始。
1990
三次元測定機を導入し、品質保証体制を強化。
1992
(株)久和精密を、(株)旭光精密に吸収合併する
新社屋(第1工場)が完成。
1994
H2ロケットの打ち上げ成功。当社も開発案件に参画。
1997
M-Vロケット1号機の打ち上げ成功。当社も開発案件に参画。
2001
ISO9002:1994 認証取得。
2002
社名を「株式会社旭光」に変更し、本社を現在地へ移転。
将来を見据え、ハイエンド3D CAD「UG」「CATIA」を導入。
「ぐんま1社1技術」に選定。
2003
「ISO9001:2000」認証取得。
2007
縦型5軸マシニングセンタ「VERTEX550-5X」導入。
同時5軸加工技術への挑戦を開始。
日産自動車(株)向けモータースポーツ部品の供給を開始。
2009
第2工場を増設。
5面加工門型マシニングセンタ「MCR-A5C」、縦型マシニングセンタ「MILLAC-1052V」導入。
大物加工の内製化により外部依存から脱却、製造基盤を強化。
2010
創業50周年式典を開催。
2011
社長交代。
2012
「エコアクション21」認証取得。
燃料タンク用マンドレル加工に対応すべく、大型NC旋盤「LH55-N C4000」導入。
2013
海底ケーブル中継器関連部品の製作を開始。
2014
第3工場を増設。
2015
B787-10試作部品を受注。
燃料タンク用マンドレル加工の生産性向上に伴い、大型三次元測定器「APEX163015」、横型5軸マシニングセンタ「HU100-5X」導入。
NC円筒研削盤「GL5PI-100」導入。航空機部品の増産に対応。
2016
三次元測定機「APEX7106」導入。航空機量産化に向けた高度品質管理体制を構築。
2017
組立工場を増設。
高度生産体制構築のため、横型5軸マシニングセンタ「HU63A-5X(6パレット)」導入。
2018
「JISQ9100:2016」認証取得。
2019
複合加工機「MULTUS U3000」導入。航空機部品の増産に対応。
2020
創業60周年式典を開催。
材料倉庫および切粉置場を増設。
2021
高速車両部品対応のため、横型マシニングセンタ「HU63EX」導入。
2024
太陽光発電設備を設置し、環境対応を強化。
当社製造部品が使用された「H3ロケット」の打ち上げ成功。
2025
社長交代。
縦型マシニングセンタ「MILLAC 852VⅡ」、NC旋盤「LH55-N C2000」導入。
宇宙関連部品の増産に対応。